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訪問看護の看護師が残業なし、もしくは少ないという評判は本当なの?

訪問看護の看護師は残業なし、もしくは少ないという評判は本当なのでしょうか?

訪問看護は大変な仕事という評判もありますし、実際のところがどうなのかをリアルに説明します。

訪問看護は看護師が残業なし、もしくは少ないって本当なの?

訪問看護は看護師が残業なし、もしくは少ないという評判がありますが、実際のところは本当にそうなのでしょうか?

というのも、一部の評判では訪問看護は仕事が大変とも言われています。大変ということは残業が多いんじゃないの?となりますよね。

訪問看護ステーションの仕事が大変というのは、1人で利用者宅に訪問しサービスを提供することからのイメージから言われているものです。

1人で利用者宅に訪問するということは、利用者やその家族への説明業務から医療措置まで、全て自分が責任を持って行わなくてはいけません。

そして、例えば訪問看護ステーションで受け入れている利用者の要介護度によっては、仕事がかなり大変になり残業も多くなる可能性があります。

要介護度が高いと、それだけケアに時間がかかってしまうことがあり、その分残業が発生しやすくなるのです。

また、これは仕事の大変さとは関係ありませんが、遠方の訪問先が多い訪問看護ステーションになると、移動時間が長くなるため必然的に残業が発生しやすくなります。

訪問看護ステーションの利用時間を確認すると、例えば9時~17時までといった感じになっています。ということは、17時に最終の訪問を終了し、そこから訪問看護ステーションに戻ります。

定時が18時だとした場合に、移動時間が10分であれば残業なしになるかもしれませんが、移動時間が45分だとその時点で残業なしは無理ですよね。看護記録を記入する時間等がありますので。

そして、もう1つ覚悟しておかないといけないのが、仕事に慣れるまでは残業が多くなる可能性が高いということです

訪問看護ステーションは、利用者宅に訪問したあとに、事業所に戻って看護記録などを書きます。

看護記録の書き方は、訪問時間にゆとりがあり、例えば1日3件の訪問の日の場合は、途中に事務所に帰り、看護記録を書くことで全ての訪問終了後の看護記録記入時間を短縮するとができます。

言い方を変えると、訪問件数が多く、途中で事務所で看護記録を書く時間が全くない訪問看護ステーションは、訪問終了後の看護記録の記入時間が多く必要であるため、残業が発生しやすくなります。

また、利用者のケアのことで管理者に相談する、もしくは先輩看護師に相談するということも、1日の訪問が完了した後で事務所に戻ってきた時になることが多いです。

これは、途中の時間は上司が訪問中のケースも多いため、なかなか時間が合わないためです。

こういったことも全て残業になっていきます。更に悪いことを言うと、看護記録の記入などの残業は、残業時間に入らないこともあります。つまり、サービス残業になるわけです。

訪問看護師は利用者宅に訪問している時間の中で発生した残業のみが、残業として扱われるということです。

訪問看護に看護師が残業なし、もしくは少ないと思って転職した失敗例

訪問看護に看護師が残業なし、もしくは少ないと思って転職したケースで、後悔した失敗例というのも多くあります。

その一例を挙げたいと思います。

訪問看護ステーションで勤務する30代看護師

私は病院の病棟で10年のキャリアを積み、1年くらい前から訪問看護に転職しました。

訪問看護師に興味があったのではなく、日勤のみで残業が少なく、そして高収入だよ、という声を聞き、それなら病院の病棟よりも良さそう、と思って転職しました。

で、1年経った今思うのは、そんな甘い話はないということです。訪問看護の残業が少なく見える理由が、働いてみてやっと分かりました。

それは、サービス残業が多いことです。当然ですよね、サービス残業が多ければ記録として残業時間がついていないのですから。

訪問看護の残業が少ないというのは、利用者の自宅に訪問している時間での残業はほとんどない、というだけですね。

ステーションに帰ってきて、看護記録を記入して、それですぐに帰れるのであればそこまでの残業にはならないですが、その後にカンファレンスがあったりします。

長い時は2時間くらいやるんですよね。これがサービス残業ですよ。本当にもう信じられないです。

病院でもサービス残業はありましたが、こんなに多くはありませんでした。これだと少々給料が高くても、これだけ残業してたら当然、いやもっと給料を上げて欲しいくらいと思ってしまいます。

訪問看護の看護師は結局残業が多いの?少ないの?

訪問看護の看護師は残業なし、もしくは少ないというイメージがなくなりましたか?

容易に訪問看護は残業なし、もしくは少ないと考えて転職すると、後悔するかもしれないことを、あなたも理解したと思います。

現在訪問看護ステーションで勤務していて、上記の事例のような職場じゃない、というのであればその職場を大切にした方が良いですし、同じようなことで悩んでいるのであれば、慎重に転職活動をすることが大切です。

これから訪問看護の世界に飛び込むというのであれば、ポイントをしっかりと押さえて、転職活動をするようにしましょう。

では、訪問看護で残業の多さを事前に把握するためにはどうしたらいいのでしょうか?

まずは、利用者の要介護度やどういった症状の利用者を受け入れているかを事前に把握することが大切です。

例えば、要介護度が高いかどうかもですが、緩和ケアなどの受け入れをしていると、緊急呼び出しの対応があります。これは最も残業に繋がりやすい内容ですね。

そして、研修体制や1日の訪問件数などの情報を含めて、1日の流れを確認しておいた方が良いでしょう。

タイムスケジュールに余裕が全くないように感じる時は、残業が発生しやすい訪問看護ステーションと言えます。

しかし、こういったことはなかなかあなただけで訪問看護ステーションに事前確認できるかというと、難しいですよね。

あまりにも細かい質問をしていると、いろいろと口うるさい人物と見られてしまい、不採用になってしまう可能性もあります。

その点、看護師転職支援サイトでは、転職コンサルタントが上手に確認してくれますので、知りたいことを簡単に知ることができます。

多くの情報を事前に得ることで、残業なし、もしくは少ない訪問看護ステーションを選択することができますよ。

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執筆者情報

株式会社ドリームウェイ看護師ノー残業倶楽部 編集部

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